QSVEnc 2.09

主に以下の環境での安定化を図る更新です。
・Win10環境
・dGPU付環境

今回の更新で、Win10で0xc0000005例外で落ちる問題などが修正されます。

ただ、Win10でWindows Update経由で入るIntelドライバではたぶん動作しませんので、その後最新版を上書きインストールするなどの対応が必要なことにご注意ください。

ちなみに、Skylake + HEVCはまだです…

[共通]
・Win10で実行した場合に、例外0xc0000005で落ちる問題を修正。

・Skylake世代の判定を追加。
MPX命令を判定に使うといいっぽい。

・GPU情報をOpenCL経由で取得できなかった場合の表記を改善。

[QSVEncC]
・d3d11モードで、vpp-delogoを使用すると異常終了する問題を修正。

・Win10環境で、vpp-delogoを使用すると異常終了する問題を修正。

・--level指定で、一部正しく指定できなかったのを修正。

・--darオプションを追加。

・--format rawを指定してもraw出力できなくなっていた問題を修正。



dGPU環境での動作も実機で確認した。その検証環境がこれ

Win8以降で、BIOS(UEFI)の「IGPU Multi-Monitor」がEnableになっていれば問題なく動作するはず。



QSVEnc ダウンロード>>
ダウンロード (ミラー) >>
OneDriveの調子がいまいちの時はミラー(dropbox)からどうぞ。同じものです。

QSVEncBenchmark.zipはベンチマーク用です。(220MBと重いので注意)。run_benchmark.batをダブルクリックで実行です(要 Avisynth + lsmashsource.dll)。

QSVEncCのオプションについてはこちら。
QSVEncCオプション一覧>



SkylakeではHEVCエンコードができるはずなのだが、そもそもIntel Media SDKのサンプルプログラム(sample_encode.exe)でちゃんとエンコードできないので、QSVEncで動くはずもなく…

うーん。

1. わたしの使い方が悪い
2. ドライバ(4256)が悪い
3. Win10なのが悪い

どれもありそうでいやだ…。


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No title

Skylakeを持っていないので、あまり詳細には知らないのですが
どこかのMLでSkylakeからはHEVCにはプラグインが要らなくなっただったか、プラグインのIDが変わっただかが書いてあったので、そこらへんが関係あるかもしれません。

No title

ありがとうございます。

Windows 10 proで問題なく使用できます。

No title

http://downloadmirror.intel.com/25150inprocess/eng/
このドライババージョンが10.18.15.4256でしたので
rigayaさんが使用されている10.18.14.4256より、マイナーアップデートされているかもしれません

No title

>HEVCエンコード
プラグインなしでは動かないので、必要だと思いますので、おっしゃるようにプラグインのIDが変わったのでしょうか…?

となるとプラグインIDの修正される新しいSDK待ち、ということなのでしょうか…


>ドライバ
ごめんなさい、わたしが使っているのも10.18.15.4256でした、表記ミスです。


No title

No title

今まではAviSynthからQSVEncCへ入力してエンコードしていたのですが
デコードとインターレース解除もQSVでやらせた方が速いということで今回チャレンジしてみました

5分程度のMPEG-2 VideoをH.264へ変換しようとしたのですが
ほぼ100%のところでQSVEncCがAPPCRASHしてしまいます
報告のみですが、失礼します

C:\tools>QSVEncC.exe --cqp 20:23:25 --quality balanced --gop-len 60 --avqsv --vpp-deinterlace bob --output-res 1280x720 --sar -16:-9 --tff -i "demuxed.m2v" -o "demuxed.264"
QSVEnc 2.09 (x86), based on Intel(R) Media SDK Encoding Sample 6,0,0,98947
OS Windows 7 (x64)
CPU Info Intel Core i5-2400 @ 3.10GHz [TB: 3.30GHz] (4C/4T) <SandyBridge>
GPU Info Intel HD Graphics 850-1100MHz
Media SDK QuickSyncVideo (hardware encoder), 1st GPU, API v1.4
Async Depth 8 frames
Buffer Memory d3d9, 1 input buffer, 39 work buffer
Input Info avcodec video: MPEG2, 1920x1080, 30000/1001 fps
VPP Enabled Deinterlace (bob)
Resizer, 1920x1080 -> 1280x720
Output H.264/AVC High @ Level 3.2
1280x720p 1:1 59.940fps (60000/1001fps)
Target usage 4 - balanced
Encode Mode Constant QP (CQP)
CQP Value I:20 P:23 B:25
Ref frames 2 frames
Bframes 3 frames
Max GOP Length 60 frames
Scene Change off
[100.0%] 18421 frames: 203.82 fps, 2599.15 kb/s, remain 0:00:00


問題の署名:
問題イベント名: APPCRASH
アプリケーション名: QSVEncC.exe
アプリケーションのバージョン: 0.2.9.0
アプリケーションのタイムスタンプ: 55cc3ab8
障害モジュールの名前: StackHash_24ba
障害モジュールのバージョン: 6.1.7601.18798
障害モジュールのタイムスタンプ: 5507b3e0
例外コード: c0000374
例外オフセット: 000cea0b
OS バージョン: 6.1.7601.2.1.0.768.3
ロケール ID: 1041
追加情報 1: 24ba
追加情報 2: 24ba21ede0c840e2a346e3edc8abfaac
追加情報 3: b604
追加情報 4: b6041e23d6fa7a4447704e21903e4999

Re: No title

情報ありがとうございます。

試してみましたー。

4256からQSV関連ではあまり大きな変更はなさそうかもです。

100%のところでQSVEncCがAPPCRASH

報告ありがとうございます。原因調べてみます。

Re: 100%のところでQSVEncCがAPPCRASH

同じコマンドを実行してみましたが、こちらの環境では問題なく実行されました。現在Win10 + 6700Kなので、もしかすると環境をもう少し合わせて検証する必要があるのかもしれません。
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